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八丈島

三原山と八丈富士の二つの山から成るひょうたん型をした八丈島。南国情緒あふれる島では亜熱帯の植物が生え黒潮の恩恵を受けた透明で濃い“八丈ブルー”の海が出迎える。島焼酎や島寿司など独自の食文化が根付く島でハイキングやマリンスポーツを楽しんでみては。
のりお

のりお

2000年から旅と写真とレビューのブログ「エアロプレイン」運営。複数の旅系メディアにて編集長やガイドを担当。flickrの個人フォトストックは世界中より閲覧を集め、各国の記事で写真が引用されている。

おすすめポイント

  • #東京島めぐりパスポート
  • #明日葉の天ぷら
  • #島の焼酎「情け島」
  • #伝統織り
  • #黄八丈(織り)
  • #麦ぞうすい
  • #黒潮料理
  • #星空観賞
  • #島寿司
  • #温泉

今回廻ったコース

  • ・1日目:
    羽田空港⇒八丈島⇒レンタカー⇒藤巻商店⇒八丈島観光協会⇒玉石垣⇒ヤケンガ浜海水浴場⇒南原千畳敷海岸⇒八丈小島⇒大潟浦園地⇒ふれあいの湯⇒裏見ヶ滝温泉⇒裏見ヶ滝⇒ザ・BOO(温泉施設)⇒やすらぎの湯⇒足湯きらめき⇒藍ヶ江港⇒みはらしの湯⇒すし処 銀八(昼食)⇒レンタカー返却⇒シーピロス(宿)⇒夕食(宿)⇒星空観賞
  • ・2日目:
    レンタカー⇒いそざきえん⇒黒潮料理(食事)⇒めゆ工房(八丈島の伝統文化である「黄八丈(織り)」の工房)⇒空港

1日目

羽田空港

羽田空港

八丈島へは羽田空港からたったの45分の空の旅で到着できます(正確には発着陸前後の時間があるのでタイムテーブル上は55分)。昭和の時代よりお手軽リゾートとして認知されていたこの島は、いま「温泉」と「星空」の島になっています。
八丈島に到着

八丈島に到着

途中、眼下に八丈島への船便である「橘丸」を見かけつつ、午前8時30分には八丈島へ到着。まさに、いつもなら家を出る時間です。八丈島の2月の平均気温は13.3度と、都内よりも3度ほど暖かく、これは都内における3月の平均気温(13.6度)に匹敵します(気温と雨量の統計データより)。そりゃー暖かいですよね。まさに南国、南の島です。正面に見える大きな山が、八丈島のシンボル八丈富士こと「西山」です。
藤巻商店

藤巻商店

レンタカーを借りてまず訪れたのは、八丈島最大のショップである「藤巻商店」。
何を買いに来たかといえば、水着です。今回の旅では前述のとおり「温泉」をめぐろうと思っていたのですが、なんとそのうちの1箇所は水着着用が必須とのことで、急遽こちらに買いに来たわけです。
八丈島観光協会

八丈島観光協会

次に向かったのは、やはりこちらも離島旅では重要なポイント、島の観光協会です。離島では、日々様々な状況が変化しているため、当日の情報というものが不可欠なのです。
東京島めぐりパスポート

東京島めぐりパスポート

観光協会へ来たら、こちら「東京島めぐりパスポート」への捺印もお忘れ無く。これ、持っているだけで離島では様々な恩恵を受けられますよ。
玉石垣

玉石垣

まずは観光協会の案内どおり、市街地近辺にある観光スポットへと直行。最初に来たのは、珍しい「玉石垣」が残る大里地区。海岸で波に洗われて丸くなった石を積んだものです。独特の風景で、離島に来たなあ~と感じることができるので、オススメ。
ヤケンガ浜

ヤケンガ浜

次に向かったのはこちら、ヤケンガ浜海水浴場。この日はちょっとうねっていましたが、岩場の海水浴場ということもあって、透明度がヤバイ感じです。八丈島最初の絶景は、ヤケンガ浜海水浴場でした。
南原千畳敷海岸

南原千畳敷海岸

ヤケンガ浜海水浴場からたった5分ほどいったこの「南原千畳敷海岸」もまた、自然の作り出した絶景を持つスポットです。「千畳敷」の由来は、幾度もの噴火によって折り重なった溶岩流による大地の様子。なお、こちら八丈島を代表する夕陽のスポットでもあります。
八丈小島

八丈小島

南原千畳敷海岸から正面に見えるのは八丈小島で、もともと100名ほどの住民が住んでいたのですが、全員が一斉離島したことにより、いまは無人島なんだそうです。
大潟浦園地

大潟浦園地

たった1時間弱でここまで絶景が続くのか!と驚いているところに、さらに絶景が。まったく立ち寄る予定ではなかったのですが、先の南原千畳敷海岸に行く途中にものすごいところを見つけてしまいました。その名も「大潟浦園地」。絶景を見ながらBBQができるというオープンスペースです。正面の海岸はダイビングスポットとしても有名だそうで、ダイビング+絶景BBQという充実したレジャースポットでもあるようです。
入湯証

入湯証

さて、温泉です。八丈島には全部で7つの公営温泉がありまして、この日はそのうち営業日となっていた6つの温泉を巡る事ができました。僕のように1日にはしごをする人は、「入湯証(600円)」を買いましょう。600円。本当に600円でいいのか…。スタンプラリーにもなっていて、全部まわるとスタンプ欄が埋まります!
ふれあいの湯

ふれあいの湯

まず最初に訪れたのが、樫立温泉「ふれあいの湯」です。ちなみにこちらの泉質は「ナトリウム」「塩化物強塩温泉」です。扉を開けると目の前には総檜づくりの湯船。そして真っ白に濁った見るからに濃そうな湯。強塩泉ならではのぴりぴり感!たまらない濃さ!塩泉は熱の湯ともいわれてますので、大変によくあたたまります。これは冬に来てよかったなー!と感じる、素晴らしい温泉でした。
裏見ヶ滝温泉

裏見ヶ滝温泉

お次の温泉は、裏見ヶ滝温泉。実はこちら、水着着用の混浴温泉(=温水プール扱い)でありまして、先の水着はここのために購入したんですね。じゃーん!このオープンな温泉こそ、裏見ヶ滝温泉です。まさに崖に作られた、ジャングルの中の温泉。もちろん掛け流し。黄土色に濁ったお湯には湯ノ花も浮かびまして、これは上等な温泉だなと。先のふれあいの湯と違ってほのかな硫黄臭もします。
裏見ヶ滝

裏見ヶ滝

温泉のあるところから徒歩7~8分ほど。その名の通り「滝の裏が見える(裏見ヶ滝)」のが最大の特徴です。裏に入ると、目の前を流れる滝のシャワー!この日はしばらく雨が降っていなかったこともあり、水量が少なめで、滝の裏に入ってもまったく濡れること無く楽しむことができました。雨のあとはもう少し水量が増えるようです。
裏見ヶ滝の正面

裏見ヶ滝の正面

正面から見るとこんな感じ。中央の木の杭のあたりが、裏に入れるところです。ジャングル感ありますねー。温泉+滝の希有なスポット、さすがに満足感高いです!というか、八丈島の温泉、個性強いな!
ザ・BOON

ザ・BOON

次なる温泉は「ザ・BOON」です。温泉内部もサウナや打たせ風呂があるなど、ネーミングに違わず、八丈島では珍しい変化球系。お湯は緑色に濁ってこれまた濃い感じ。そして、熱い。どうやら先の裏見ヶ滝温泉と源泉は同じらしいです。
やすらぎの湯

やすらぎの湯

先を急ぎましょう。ザ・BOONからほど近いのがこちら、やすらぎの湯です。この温泉の特徴といえば、目の前に広がる大海原です。そもそも立地が崖の上にありますので、温泉自体が展望台となっているのです。泉質は塩化物温泉で、かなり透明。いままでの温泉に比べるとぴりぴり感も少なく、入りやすさを感じます。湯船は檜で高級感もありますね。
足湯きらめき

足湯きらめき

やすらぎの湯から港側の急勾配を下ると、すぐに辿り着くのがこちら「足湯きらめき」です。先の「ふれあいの湯」と同等…いや海に近い分、それ以上の眺望が、無料の足湯で体験できてしまいます。驚いたことに、こちらには今までに無いほど地元民の方が。人気の施設なんですねえ。21時までということで、星空も楽しめそう。
藍ヶ江港

藍ヶ江港

この足湯からさらに下ると「藍ヶ江港」という釣り人に人気のスポットがあります。港ではありますが、複雑な岩場でして、これは磯釣り風も楽しめそうな感じでした。個人的には、複雑な海流が起きていて、とても撮りがいのある海だったので、わざわざ下ってきて良かったなと。
みはらしの湯

みはらしの湯

最後に訪れたのはこちら「みはらしの湯」です。わざわざ展望休憩室なるスペースまで作ってしまうほどに、眺望が最高です。実際にはもう少し外海側を向いていて、この海岸の眺望+太平洋、そして八丈島灯台を見ることができます。夜の21時まで営業しているので、星を眺めながら楽しめるのも、この温泉の特徴なんだそう。正直、ここの温泉で星を眺めるためだけに八丈島に来てもいいんじゃないですかね?それくらいに、泉質、眺め、使い勝手と3拍子そろった、ほぼ完璧な露天温泉です!
すし処 銀八

すし処 銀八

温泉の流れを切りたくなかったので紹介を後回しにしていましたが、この日のランチは島一番の人気を誇る「すし処 銀八」にて。
島寿司

島寿司

もちろん目当ては島寿司。数に限りが有るそうなので、予約が望ましいです。こちらの写真は島寿司4巻と江戸前寿司5巻が楽しめるセット。基本的に島寿司は醤油づけにした白身魚中心のネタに対し、砂糖で甘くした酢飯を合わせたもので、わさびのかわりに練りがらしが使われているという、離島ならではの個性派です。一方で江戸前寿司は本当に江戸前で、離島ならではのネタの鮮度がいい感じ。これはうまい。
シーピロス

シーピロス

さて、全ての温泉をめぐった後はレンタカーを返して、宿まで送ってもらい、この日の行程はほぼ終了。今回泊まる宿は島の東側海岸線に作られたリゾート型ホテルのシーピロスさん。
部屋

部屋

全室はなれ型で、ゆっくりとくつろげるのが特徴です。ユニットバス・温水洗浄トイレ完備で、使い勝手もいいですね。
夕食

夕食

夕飯付きのプランですと、食べきれないくらいに島の幸が提供されます。島寿司もあった!
情け島

情け島

島の焼酎「情け島」をお湯割りで。フルーティーかつすっきり飲みやすく、これは確かに島の人たちが毎日晩酌をするとしたら、これだな!と感じました。毎日飲むお酒はこれくらいがいい。
明日葉の天ぷら

明日葉の天ぷら

島に来たなら!ということで、明日葉の天ぷらも。ほかにもそばや甘味が出まして、本当は余力を残して居酒屋に行こうと思っていたんですが、完全に撃沈。ごちそうさまでした。
星空観賞

星空観賞

あとは寝るだけ…?この八丈島に来たなら、夜、やることがありますよ。この星空です。シーピロスさんは海沿いということもあって、街の明かりも届かず、かなりの真っ暗闇。今にもこぼれ落ちそうな星空を独り占め状態ですよ…!どちらを向いても、星、星。星がこれだけ明るいと感じたのはさすがに初めてです。星空を撮るためだけに島にきても十分なくらい、最高の空でした。なによりこれが宿の庭からってところがね。

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2日目

暴風

暴風

目覚めると外はまさに嵐。暴風の凄まじい音がする中、果たしてヘリコプターは飛ぶのでしょうか?そして、飛行機で羽田空港までたどり着けるのでしょうか。空港で待つこと1時間ほど。「就航確定」という情報を得て、改めて八丈島をあと2時間だけ楽しむことにしました。
いそざきえん

いそざきえん

レンタカーで一路向かったのは、島料理ならここ!と複数の方から推薦を受けていた「いそざきえん」です。実はレンタカーの迎えを待つ間に、予約をしておいたのです。空港から約15分で「いそざきえん」に到着。「古民家を改装して食事処にしているんだよ」と聞いていましたが、確かにこれは古民家だ。
ガジュマル

ガジュマル

駐車場に大きなガジュマルが生えていました。
黒潮料理

黒潮料理

10分ほど待つと、黒潮料理が到着。さしみ、あしたばこんにゃく、海苔、煮物、ぞうすいに漬け物です。
麦ぞうすい

麦ぞうすい

特に八丈島でしか食べられないのが、こちらの「麦ぞうすい」。味噌味で、中にはあしたばや里芋、海産物などが入っています。これがシンプルな味でおいしいのです。八丈島を代表する郷土料理ということで、これだけを食べるために「いそざきえん」まで来てもいいなあと思いますよ。
めゆ工房

めゆ工房

少し急ぎ足でランチをとったあとは、さらに5分ほど車で移動したところにある「めゆ工房」を尋ねました。こちらは八丈島の伝統文化である「黄八丈(織り)」の代表的な工房なんだそう。
ビデオ上映

ビデオ上映

中には「黄八丈」を説明するためのビデオ上映設備とイスなんかが完備されていました。10分ほどで黄八丈をよく理解できるため、このビデオはオススメです。
糸巻き

糸巻き

実は12~13時は昼休憩とのことでしたが、職人の方は写真のように糸巻きの作業をされていました。見せてもらったのがこの糸巻き。う、美しい…。なんなんだ、この黄金色は…!島由来の植物「コブナグサ」から得られる色は唯一無二の美しさを誇っており、これこそが「黄八丈」の名前の由来にもなっているほどです。
黄八丈

黄八丈

「黄八丈」最大の特徴は、糸の色が3色しかないところ。これは島内で調達できた染料(もちろん天然)が3種類しかなかったことに由来しているのだそう。「黄」「樺」「黒」のそれぞれの色を、草や木から抽出した色素で染め、その糸を織ることで作られます。
黄八丈の織りの実演

黄八丈の織りの実演

実際に織るところを見せて頂きましたが、なにがビックリって、その打ち込みの強さですよ。いままでいろいろな伝統織りの現場を見て来ましたが、こんなに強い打ち込みは見たことがありません。1織りごとに「ばちん!ばちん!」という打ち込みのものすごい音が響き渡ります。この強さが黄八丈の特徴でもあって、とても長持ちするんだそう。
羽田空港へ

羽田空港へ

乗り込んでしまえば早いもので、空の旅はたったの45分ほど。羽田空港についても、離島から帰ってきた実感がないほどに短時間のフライトですよね。昼は温泉。夜は星空。レンタカーさえあれば、それらをミックスした「星空温泉」や、今回は割愛した「太平洋の夕焼け」まで楽しむことができるそうです。それなのに、このアクセスの良さ。気軽さ。これは「旅行」じゃなくて、「ちょっと遠出」なレベルですよ。まさに東京都のリゾートでした。思い立ったら来れるリゾート。八丈島は温泉と星空の国でした。

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