利島

asuka_xp

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ブロガー。2008年にブログ「め~んずスタジオ」を開設し、スマホ、旅行など多ジャンルの情報を発信中。
現在、三重県大台町の地域活性化に携わっているほか、居住する豊洲の情報を「とよすと」にて発信している。

おすすめポイント

  • #魅力たっぷり
  • #椿油
  • #利島の歴史
  • #大自然
  • #利島村郷土資料館
  • #星空
  • #地魚
  • #利島館
  • #登山

今回廻ったコース

  • ・1日目:
    竹芝客船ターミナル⇒大島空港⇒利島⇒利島館(宿)⇒昼食(宿)⇒利島一周道路⇒焼却場前⇒南ヶ山園地⇒南ヶ山園地遊歩道⇒南登山口⇒宮塚山展望台⇒夕食(宿)⇒星空(宿)
  • ・2日目:
    利島村郷土資料館⇒八幡神社⇒はしけと海の歴史広場⇒利島港⇒宮塚山⇒農協(お土産)⇒阿豆佐和気命神社⇒帰路

1日目

竹芝客船ターミナル

竹芝客船ターミナル

僕は竹芝を8時25分発の高速ジェット船に乗り、伊豆大島・岡田港には10時20分に到着しました。ここからタクシーで大島空港へ行って、ヘリコプターに乗り換えて利島を目指します!
大島空港

大島空港

大島空港内にはカフェやお土産屋、待合所もあります。搭乗手続きまで時間があったので屋上の展望デッキに行ってみたら伊豆半島や富士山がキレイに見えました!ヘリコプターだと大島空港から利島までわずか10分で到着です!ヘリコプター独特のふわっとした揺れを体験しながら、利島の真ん丸い形が目に飛び込んできました。ほんと、不思議な島だなぁ!!
利島館

利島館

利島のヘリポートに着くと、お世話になる宿「利島館」のご主人が車で迎えに来てくれました。利島館は島の民宿らしい趣があって非常に評判の良い宿です。農協も徒歩1~2分とすぐ近くなので、配送や買い物をしたいときには困りません。
部屋

部屋

部屋にはエアコンやティッシュ、大小タオル、浴衣はあるし、館内にWi-Fiもあり、特に不便なく2日間過ごせましたよ。
昼食

昼食

利島に到着したばかりでお腹ペコペコだった僕は利島館お手製の牛丼をかき込み、お腹いっぱいだ!美味しかった~♪
利島一周道路

利島一周道路

さて、まだ13時前ということで、最初から計画していた島一周散策にチャレンジ!出発前に利島館のご主人から紙の地図をいただきました。アスファルトで舗装された「利島一周道路」が整備されていて、この道を進めば迷わずに島を一周歩くことが可能です。
椿

椿

道沿いには利島名産の「椿(つばき)」がずっと生えていて、大自然の中を気持ちよく散歩できました。なにせ、利島には20万本もの椿があるというので、きっと2月になると利島の島中が椿で真っ赤に染まるんでしょうね~!
焼却場前

焼却場前

利島館を出て40分ほどが経過したころ、焼却場前を通りかかったんですがちょうどここは視界が開けていて景色がいい!!もし、あまり歩きたくなくても、ここまではぜひ散歩して景色を楽しんでほしいなぁ。
南ヶ山園地

南ヶ山園地

利島でオススメの観光スポットである「南ヶ山園地」は島の南側にあり、利島館を出てから1時間後に到着しました。左から三宅島、御蔵島、手前のが鵜渡根島、奥の大きいのが新島、右が式根島と神津島が見えます。これらの島は富士箱根伊豆国立公園と呼ばれているんですって。時刻はすでに14時。冬の14時はすでに日が傾いていました。夏だったらまた違う光が見られるんだろうなぁ。海がキラキラ光っています!
南ヶ山園地遊歩道

南ヶ山園地遊歩道

さて、本番はここから!南ヶ山園地から北に向かったところにある登山道から「宮塚山」に登ります。南ヶ山園地遊歩道は何気に大きな木も見どころで、歩いているとつい見とれてしまいました。
南登山口

南登山口

南ヶ山園地遊歩道を経て利島一周道路に出たあと、ここから右手(島の東方向)へと進みます。するとすぐに「南登山口」が見えますよ。
登山スタート

登山スタート

14時45分。南登山口から登山スタート。よ~し、やってやるゼ!!ひとりで山登りなんて不安で仕方ありませんでしたが、登山道の坂道は丸太で階段が作られていましたし、岩や砂利といった悪路は少なく、特に難しい道はありませんでした。
宮塚山展望台

宮塚山展望台

どうにか山頂の手前にある「宮塚山展望台」に到着!時刻は15時30分ごろ。南登山口から展望台までの所要時間は約45分でした。そう、時間的にはそんなにかからずに登れる山なんです!その展望台に登ると、こんな景色が!!絶景です!
下山

下山

帰りは「東登山口」を目指して下山。利島は椿の島なのでどこに行っても椿の花が見られますし、こういった素敵な植物もあって何度もカメラのシャッターを切っていました。東登山口に出るとそこは利島一周道路。あとはこの道路に沿って進めば北側の集落へと帰れます。ただ、ちょっと距離があるので、1時間くらい歩くことは覚悟してくださいね!
夕食

夕食

さて、楽しみにしていた利島館の夕食タイムです!お昼と同じく、こちらに宿泊していた歯科医師のお二人と一緒にいただきます。
タカベ

タカベ

すごく美味しかったのが「タカベ」と呼ばれる地魚の塩焼き。タカベは伊豆諸島でよく捕れる魚で、小さな高級魚と呼ばれているそうです。塩焼きで食べるのが一番なんだとか。そうそう、伊豆諸島は魚釣りの名所ですから、利島港の防波堤のところに行って釣りをすれば面白いようにタカベが捕れるんでしょうね!
星空

星空

宿の部屋から星を見てみることに。ビルとか照明がぜんぜんない場所なので、空を見上げるとキレイな星がドーンと見えるではありませんか!!これが宿の部屋から楽しめるだなんて、どんだけ贅沢なんだよ。。。
就寝

就寝

そんなこんなで昼の12時に利島にやってきたわりには実にいろいろなことを体験できた半日でした。海も山も星も、大自然のめぐみを丸ごと楽しめちゃう島なんだなぁ~と。きっと、写真を撮るのが大好きな人にとっては島歩きだけで十分に満喫できると思いますよ!この日は深夜1時ごろに就寝。ふかふかのお布団でぐっすりお休みして、2日目も利島をたっぷり見て回ります!

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2日目

利島村郷土資料館

利島村郷土資料館

利島館での朝食を済ませて、さっそく「利島村郷土資料館」を目指しました。この日の朝食は日本の朝食を代表するかのような白飯、味噌汁、納豆、目玉焼きなど。利島館を出て利島一周道路を東に向けて歩くと、ものの5分で「利島村郷土資料館」に到着しました。近いよ(笑)
利島の地図

利島の地図

こんな立体的な利島の地図があって、この島が一体どんな形をしているのか超わかりやすい!ね?まるで富士山がそのまま海に浮いているような真ん丸い島でしょ!?
四手

四手

利島は地下水がなく、水はとても貴重です。樹木の幹に竹で「四手(しで)」を結び、雨が四手をつたって壺に集まる工夫をして生活してきました。今では宮塚山の中腹に大きな貯水槽が設置され、四手はあまり活用されなくなったそうです。ほかにもたくさんの展示があり、利島の歴史や暮らしに触れることができましたよ。
椿

椿

シーズンにはまだ少し早かったですが、島中に椿が咲いていて見ながら歩くのが楽しい!さらに10分くらい歩くと「八幡神社」の前を通りかかりました。
八幡神社

八幡神社

先ほどの郷土資料館で見かけた「四手」がたまたま八幡神社の境内の木にありました!すごくないですか!?資料館で歴史の資料として展示してあった四手の実物にそのたった数分後に出会えるなんて!!実際にこうやって雨水を集めていたんですね。一滴の水も無駄にしない、昔から続く島民のもったいない精神と知恵を見ることができました。
はしけと海の歴史広場

はしけと海の歴史広場

お参りが功を奏したのか、八幡神社のすぐ横(西側)に「利島港近道」と書かれた看板を発見!これはラッキー♪この近道を進んでいくと、当初行こうと思っていた「はしけと海の歴史広場」があり、またも幸運が!艀とは船と波止場の間を行き来する小型船のことです。人や荷物を運搬していました。
利島港

利島港

もう視界に港が入っているのでそのまま港まで歩きました。宿を出たのが9時過ぎで、途中でいろいろ寄り道をしたにもかかわらず利島港に到着した時刻はまだ10時でした。たくさんのスポットを回ったのに1時間しか経過していないなんて!ほんと、コンパクトだからどこへでも歩いて行けちゃう島なんです!せっかくなので海の水を見てみると、わっ!エメラルドグリーンできれい!!
宮塚山

宮塚山

港で振り返ってみると、宮塚山がどど~んと!まさに島の中心は宮塚山。利島の人々はこの山と海に囲まれた大自然のなかで暮らしているんだと実感できます。
農協

農協

港から農協へ。港からはだいたい13分ほどで農協に着きました。ちょうどレジの横に特産品の椿油で作った化粧品などがあったので、お土産に購入。利島には20万本もの椿があり、椿から採れる油を化粧品に加工して販売し、島の人々にとって貴重な収入源になっているんだそうですよ。
阿豆佐和気命神社

阿豆佐和気命神社

すぐ隣にある「阿豆佐和気命神社」をお参りし、売店で購入したアイスまんじゅうを食べる!晴天のなか坂道を登ってきて疲れていたので、冷たいアイスまんじゅうが格別に美味かった~。
まとめ

まとめ

利島での滞在時間はたった24時間でしたが、たくさんの思い出ができました。いろいろ冒険したな~。車中で振り返りながら寂しさがこみ上げてきましたよ。利島は決して便利な島ではないけど、とても豊かな島です。常にゆっくりとした時間が流れています。初めて訪れた伊豆諸島・利島はコンパクトな中にたくさんの冒険ができ、魅力がたっぷり詰まった島でした!

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