1日目
武蔵五日市駅
東京都の立川から少し西に位置し、ダイナミックな秋川渓谷で知られる「あきる野市」に行ってきました。午前11時。JR武蔵五日市駅に降り立った僕と奥さん。新宿から1時間ちょっとしか電車に乗っていないのに、こうもガラリと風景が変わるのかとビックリ。背の高いビルは一切なく、透き通った空気が気持ちいい!
秋川渓谷散策マップ
と、出発するのはちょっと待って!地元の情報は地元で確認するのが一番。まずは駅にある秋川渓谷散策マップで場所をチェックしておきましょう。
阿伎留神社
まずは檜原街道沿いを歩いて「阿伎留神社(あきるじんじゃ)」へ向かいます。創建された年は明らかになっていないものの、平安時代の書物にはすでに名前があることからかなり歴史がありそうです。
すだじい
鳥居をくぐってすぐ目に付いたのがこちらのデカい木!あきる野市が保存樹木に指定した「すだじい」です。
広徳寺
阿伎留神社から秋川を越えて「広徳寺」へ。1373年に創建された「広徳寺」。室町期の面影が残り、あきる野市で最も古式な建物とされています。あきる野百景のひとつ。
タラヨウ
都の天然記念物に指定されている「かや」と「タラヨウ」がこちらにあって、その大きさに驚かされます!タラヨウはなんと高さ19m以上もあり、都内最大!
五日市郷土館
もっとこの町の歴史を知りたい!よ~し、次は「五日市郷土館」だ!日本最大級の象、ステゴドン・ミエンシスの化石がここ五日市で発見され、郷土館では肋骨や歯の化石を見ることができます。東京に巨大象がいたのか!
旧市倉家住宅
郷土館では敷地内に旧市倉家住宅(市指定有形文化財)があり、自由に見学できます。これは当時の一般的な中流階級の養蚕農家の家屋だそうです。
黒茶屋
たっぷり散歩して町を見学しているうちにいつの間にか時刻は13時すぎ。すっかりお腹が空いてしまったのでランチにします。秋川がすぐ横を流れる「黒茶屋」は250年前の民家を移築して作られた、懐石料理がいただける人気店。なんですか、この眺めは!ほんとここ東京なの!?
前菜
僕は平日限定のランチ「ゆき笹」を、奥さんは「滝」をオーダーしました。前菜だけでこの豪華さ。滝の前菜はこんな感じ。
鮎の塩焼き
ゆき笹は川魚の塩焼きか鶏肉の朴葉焼きを選べたのですが、シーズン的に鮎がおいしい時季なのでここは川魚をチョイス!おいしそうな鮎の塩焼き♪うめぇぇぇぇ!幸せすぎる!
天ぷら
天ぷらは秋ナス、ツルムラサキ、ジャガイモを大葉で巻いたもの。まず、サックサクで口に入れたときの音が楽しいし、付けたワサビ塩が素材を活かしてくれてバツグン!ジャガイモと大葉の天ぷらがこんなに美味いだなんて知りませんでしたよ。
おやき
おやきもいただいて満腹!「黒茶屋」の敷地内にはお土産屋さんもあります。ちょっと敷地内を散策したり、おやきを買いにくるだけでも楽しそう!ごちそうさまでした♪
子生神社
黒茶屋のすぐ目の前にあるのが「子生神社(こやすじんじゃ)」です。鳥居の両サイドにはこんなに大きな木が2本も。しかも、両方とも2本が1本にくっついている不思議な木で、まるで仲の良い夫婦のように2本の木が寄りそっています!子生神社では底無しひしゃくを奉納して安産を願うんだそうです。
沢戸橋
徒歩すぐの場所には「沢戸橋」があり、秋川と山の景色が目の前にバーンッと入ってきます。夏には涼しげで良いですね!きっと、秋にはダイナミックな紅葉が見られてフォトジェニックな場所なんでしょう。何回来ても楽しめるなぁ!
光厳寺
ここからは坂道を上って「光厳寺(こうごんじ)」へ。光厳寺のヤマザクラは樹齢400年を超えて都内で一番大きいとされ、天然記念物に指定。“光厳寺の大桜”として親しまれているんだとか。春にはピンクの花を咲かせ、それはとてもキレイなんでしょうね。
秋川渓谷 瀬音の湯
今宵の宿は“美肌の湯”といわれる温泉の入浴施設とコテージ型宿泊施設を併設した「秋川渓谷
瀬音の湯」です。宿泊受付を済ませて部屋の鍵を受け取り、コテージへ。コテージはまるで離れの宿。
内装
入ってみると明るい内装で気持ちがよく、トイレ、シャワー付きです。IHタイプのキッチンがあるし、電子レンジも!フライパンや鍋などの調理器具、皿やお椀、フォーク、ナイフなど食器もひと通り揃っていて、ここで長期滞在するのも良さそう!
温泉
宿泊者用の作務衣を着て、一番楽しみだった温泉へと向かいます。内湯に入ってすぐに気づいたのがお湯がつるつるしていて、すぐに肌がスベスベになったこと!な、なんだこれは!!今まで旅行や旅企画でわりといろいろなところの温泉に入ってきましたが、お湯に触れた感覚がこんなにも違う温泉は初めて。
和食だいにんぐ川霧
お腹が減って、夕飯が楽しみ!!夕食は同じ建物にあるレストラン「和食だいにんぐ川霧」へ。“楽味膳”をいただきました。お寿司に、天ぷらに、ステーキまで!豪華すぎます!
足湯
そのままコテージに戻るのはもったいない。外にある足湯に入り、さらに温泉を満喫することに。「こういう旅もいいね!」と、夫婦で一緒に足湯に浸かりながら1日を振り返り、翌日の散策に期待を膨らませます。
現在、三重県大台町の地域活性化に携わっているほか、居住する豊洲の情報を「とよすと」にて発信している。