Tokyo Natural TAMA SHIMA
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8、八丈島の八丈フルーツレモンは皮にも苦みがなく丸ごと食べられるのが特徴 9、濃厚な甘みのドラゴンフルーツ 10、華やかな香りのパッションフルーツも栽培されている 11・12、島フルーツを加工したパッションフルーツグミとレモンジャム 13・14、小笠原には、店主自らが栽培したコーヒーが飲めるカフェもある 15、独特の苦みが特徴のアシタバは、天ぷらにして食べるのが定番 16、蔵によって味も香りもさまざま。飲み比べも楽しい日本のどことも違う食文化が根付く島々気候も立地も本州とは異なる各島には、独自の食文化が根付いています。近海でとれた魚を使った料理や、島で栽培された野菜やフルーツなど、味わうべきフードはたくさんあります。中でも定番は島寿司。新鮮な地魚を使った握り寿司で、シャリは甘めの味付け。八丈島が発祥で、後に、伊豆諸島と小笠原諸島各地へと伝わりました。おみやげにオススメなのは島焼酎。島では「島酎」「島酒」などと呼ばれています。流刑で八丈島にたどり着いた商人が造り方を島島の気候が育てた名産コーヒー&アシタバ島ならではの作物も要チェック。伊豆諸島各島で味わえるアシタバは、島に自生しており、島民には昔から身近な植物でした。栄養価が高く、ヘルシーな食材としても人気です。小笠原諸島ではコーヒー豆が栽培されています。しかし、規模は大きくなく生産量はわずか。貴重な味わいを楽しんで。個性豊かな島のお酒をおみやげに酒の製造が盛んな東京の島。島焼酎は、現在では大島、新島、神津島、三宅島、八丈島、青ヶ島で造られています。小笠原ではラム酒やリキュールが製造されています。宿や飲食店で楽しむのもいいですが、旅の記念に買って帰るのもおすすめです。島フルーツにひとめぼれ温暖な気候の島では、島レモンやパッションフルーツ、ドラゴンフルーツなど、南国フルーツがたくさん栽培されています。島フルーツを使ったお菓子や加工品の種類も豊富。民に教え、それが伊豆諸島各島へと伝播し、島の名物として根付きました。島名物の「くさや」も必食。ムロアジやトビウオなどを「くさや液」という液体に漬けて乾燥させた干物で、魚を長く保存するための伝統の調理法です。独特の風味に最初は驚くかもしれませんが、その奥深い味わいがクセになります。島のフードはそのひとつひとつに物語が詰まっています。味わいながら、その歴史に思いを馳せてみてください。8910121314161115Have fun !❾
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