知られざる巨樹のワンダーランド
火山の島・三宅島でアーストリップ

  • 三宅島
  • Nature

ルート

  • <1日目>東京港竹芝客船ターミナルを出発
  • <2日目>三宅島に到着
  • ⇒ アカコッコ館で野鳥観察
  • ⇒ 坪田林道
  • ⇒ 迷子椎
  • ⇒ 火山遊歩道
  • ⇒ メガネ岩
  • ⇒ 三宅村レクリエーションセンターでボルダリング
  • ⇒ cafe691
  • ⇒ 三宅島酒造
  • <3日目>東京港竹芝客船ターミナルに到着

東京から南南西へ約180km、太平洋の真っただ中に浮かぶ三宅島。活火山のエネルギーがみなぎるパワースポットであり、知られざる巨樹の島でもあります。この島に満ちたエネルギーは何百年もかけて神秘的な巨樹を育んできました。そして、三宅島は日本固有の野鳥を守り、豊かな魚影を維持する、唯一無二の美しい島としても知られています。

島に生きる人たちは、とってもパワフルでポジティブ。先祖代々、噴火と共生しながら、消滅と再生を繰り返して力強く蘇る自然を慈しみ、偉大な雄山に抱かれながら暮らしてきました。訪れる人にもたくさんのパワーと優しさを与えてくれる、三宅の魅力をお伝えします。

数百年もの間、島を見守り続けてきた巨樹・迷子椎に出会う

「三宅島は伊豆諸島で有史以来最多の火山活動を誇りながら、樹齢数百年を超える巨樹が数多く残されている稀有な場所なんです」とガイドの菊地ひとみさん。なかでも噴火の被害をあまり受けてこなかった島の南部には太古の昔から変わることのない自然が息づいています。

島の人たちは巨樹を「ヤドリ木」と呼び、神の宿る御神木として祈りを捧げてきました。都道から大路池湖畔に続く道の途中に、樹齢600〜700年を誇る「迷子椎」に出会うことができます。鬱蒼とした深い森で迷子にならないための目印として大切にされてきた巨樹なのだとか。

人の手がほとんど入っていない坪田古道。
森の奥深くへ踏み込むと、次々に現れるシイの巨木。
ひび割れた太い幹の迫力に息を呑む。

火山遊歩道で地球のパワーを体感

阿古地区にある火山遊歩道は、1983年に起きた噴火の威力を今に伝える場所。山腹の割れ目から噴火が起き、1300人が暮らす阿古温泉郷を溶岩がのみ込んだのです。幸い全員無事に避難できたそうですが、溶岩を堰き止めたまま残された小学校は、当時の様子を生々しく物語っています。

「島の人たちは噴火と共に生きてきました。だから火山景観は共生の証として大切に残しています。そして噴火のたび、森は焼かれ自然は力強く蘇ってきました。噴火は私たちにとって再生の象徴であり、エネルギーの源でもあるんです」と菊地さん。

真っ黒な溶岩石が大地を埋め尽くす様を見ると、地球のパワーの凄まじさを実感させられます。近くにある1643年の噴火が作り出しためがね岩も見どころ。柱状節理の断崖絶壁に打ち付ける波は迫力満点です。

当時のまま残された真っ黒な溶岩石。
2つの海食洞を持つメガネ岩。現在は1つが崩れ落ちている。

関連記事