ルート
東京から南南西へ約180km、太平洋の真っただ中に浮かぶ三宅島。活火山のエネルギーがみなぎるパワースポットであり、知られざる巨樹の島でもあります。この島に満ちたエネルギーは何百年もかけて神秘的な巨樹を育んできました。そして、三宅島は日本固有の野鳥を守り、豊かな魚影を維持する、唯一無二の美しい島としても知られています。
島に生きる人たちは、とってもパワフルでポジティブ。先祖代々、噴火と共生しながら、消滅と再生を繰り返して力強く蘇る自然を慈しみ、偉大な雄山に抱かれながら暮らしてきました。訪れる人にもたくさんのパワーと優しさを与えてくれる、三宅の魅力をお伝えします。
「三宅村クリエーションセンター」は、廃校になった小学校の体育館を再利用して誕生したボルダリング施設。「三宅島はスポーツの盛んな島で多くの人が集まってきます。住民だけでなく観光客の方とも交流できる場所を目指しています」と三宅島スポーツ振興会の北村友基さん。
雨天でも遊び場がたくさんあるのが三宅島の魅力なんです。
島へ来たら寄っておきたいのが、海を一望できる高台にあり、インスタスポットとしても有名な「cafe691」。開放的な店内には穏やかな島時間が流れ、長居したくなる心地よさ。ここにもボルダリングのウォールがあり、“登れるカフェ”としても人気です。
そして最後は、島唯一の酒蔵である「三宅島酒造」へ。閉鎖されていた前身の酒蔵を改名し、2007年に操業開始して作り始めたのが、復刻版の雄山一。「伊豆諸島独自となる白麹の米麹を使った麦焼酎で、風味豊かな香りとコクが魅力です」と代表取締役の長谷川悦朗さん。酒蔵では雄山一の試飲も楽しめます。
週末、真っ青な海と火山のパワー、島の人たちの温かさを感じながら、自然のなかでのんびり過ごせば、身も心もエネルギーで満たされるはず。ひと晩船に揺られれば早朝には到着できる東京のオアシスにぜひ、訪れてみては。
※2018年8月時点の情報です