ルート
海底からそびえる活火山の、陸上に出ている部分が伊豆大島。シンボルは活火山山頂の中央火口丘である三原山。ダイナミックな景観の印象が強い島ですが、魅力はそれだけではありません。今、一部で注目を集める昭和レトロな雰囲気が漂う町並み……気さくな島の人たちとふれあいながら、ノスタルジックな風景を探しに出かけてみましょう。
島の中央に位置する三原山は、島民から御神火様として崇められてきた島のシンボル。ハイキングすると、ダイナミックな地形を全身で味わえます。
巨大な火口は、60階建てのビルがそのまま入るほど深いのだとか。
体を動かすだけではなく、三原山の歴史を知りたくて、伊豆大島の風土と暮らしを五感で感じるARアプリ「むかしめがね 伊豆大島編」を使ってみることに。マップ上のポイントでスマホをかざすと、その場所の物語や写真が表示されるんです。
伊豆大島の魅力は火山だけではありません。最近では、おしゃれでレトロな町並みに注目が集まっているんです!中でも南部にある波浮(はぶ)港周辺は、ノスタルジックな漁港の雰囲気を楽しめます。
そのイメージをつくり出しているお店のひとつが「島京梵天」。たい焼きカフェを併設する古民家ゲストハウスです。13年前に移住してきた店主の河村さん夫妻は、島をつくったといわれる恵比寿様が持っている鯛にちなんで「たい焼き」を売ることにしたそう。