1日目
青梅駅
東京駅からJR中央線・青梅特快に乗り、JR東京駅からJR青梅駅へ。乗車時間は約1時間20分、運賃は920円です。ホームから改札口への連絡通路には昭和ノスタルジックな映画の看板がずらり。駅構内だけでなく、駅前にも映画看板の街並みが続き、どこか懐かしい昭和な雰囲気が楽しめます。
青梅だるま市
青梅市では、毎年1月12日に「青梅だるま市」が開催され、冬の風物詩として多くの来訪者でにぎわいます。旧青梅街道(住江町交差点~市民会館前交差点)を封鎖して、道路にだるまを売る露店が並ぶのが特徴。食べ物を売る屋台も合わせると、露店の数は約300軒。右を見てもだるま、左を見てもだるま!こんな光景、見たことがありません。
納めだるま
青梅街道沿いにある住吉神社では、「納めだるま」のお焚上げも行われていました。
御岳山へ
青梅だるま市を見物した後は、電車(JR青梅線)に乗って御嶽駅へ。JR御嶽駅からバスに乗り、御岳登山鉄道
滝本駅(ケーブル下)へ。御岳登山鉄道
滝本駅(ケーブル下)からケーブルカーに乗り、御岳山の上にある御岳山駅まで上がります。
御岳山駅の外
御岳山駅の外にでると、眼下にはこんな景色が広がっています。晴れた日には、設置されている望遠鏡を使えば東京タワーやスカイツリーも見ることができるそうですよ。「ほんとにここ東京?」と思えるような、“遠くまで来た感”がたっぷり。
神代ケヤキ
山頂にある武蔵御嶽神社を目指して歩いてる最中に見られるのが、推定樹齢1,000年の大ケヤキ「神代ケヤキ」。平安時代から御岳山を見守ってきた古木で、国指定天然記念物に指定されています。
武蔵御嶽神社
さらに坂道を歩き、階段を上って、武蔵御嶽神社に到着。極彩色の門が目を引きます。夕方ということもあり、山の上の神社はしーんと静まり返って、荘厳な雰囲気。武蔵御嶽神社は、家内安全・商売繁盛・五穀豊穣にご利益があるとされています。武蔵御嶽神社におまいりをし、さあ帰ろうと振り返ると、東の空にお月さまが出ていました。折しもこの日は満月。しばし見入ってしまいました。
嶺雲荘
夕暮れの空と満月を眺めつつ、本日のお宿、嶺雲荘(れいうんそう)へ。ケーブルカー御岳駅と武蔵御嶽神社のちょうど中間くらいにあるのが、御師(おし)集落。古来より武蔵御嶽神社の信仰を守り、神社へ参拝に訪れる人々のお世話をする御師(おし)が暮らす集落。古くは、神社詣での人々を泊める宿坊として機能していましたが、現在は登山客や観光客がふつうに利用する旅館としても使われています。
宿泊
ユースホステルや国民宿舎としても運営している「嶺雲荘」は、こじんまりとしたアットホームなお宿。この日はたまたま宿泊客が私ひとりだったこともあり、御岳山のこと、武蔵御嶽神社のこと、御師と講(こう)のことなど、興味深いお話をたくさん聞かせてもらいました。見るもの、聞くもの、感じるもの、食べるもの。そして、そこで暮らす人々とのふれあいや会話も、旅の楽しみのひとつですね。
2004年より個人ブログを始め、現在はブロガー&旅ライターとして国内・海外で活動中。
旅すること、書くこと、撮ること、食べること。猫好き。