多摩・島しょ地域交通サービスモニターツアーを実施しました!

東京都と公益財団法人東京観光財団では、多摩・島しょ地域への旅行者誘致につなげる取組として、旅行者が観光地を快適に移動できるような交通サービスを整備するための事業を推進しています。
多摩地域では“電動アシスト自転車”を活用したモニターツアーを、島しょ地域では三宅島での自動運転自動車を体験するモニターツアーをそれぞれ実施いたしました。
多摩・島しょ地域内を周遊する際に、“自動運転自動車”や“電動アシスト自転車”が観光交通手段として、どの程度有効であるかを検証し、導入の足掛かりとします。

電動アシスト自転車とバスで行く!多摩周遊ツアー

(1)多摩地域モニターツアー

<実施日>
平成30年10月20日(土)~10月21日(日) 1泊2日
<エリア>
立川市とその周辺エリア
<コース概要>
電動アシスト自転車で自由にエリアを周遊していただきました。
[1日目] 国営昭和記念公園→(自由にエリア周遊)→立川市内ホテル(宿泊)
[2日目] ホテル→(自由にエリア周遊)→国営昭和記念公園

(2)西多摩地域モニターツアー

<実施日>
平成30年11月7日(水)~11月8日(木) 1泊2日
<エリア>
あきる野市・日の出町
<コース概要>
ガイドの先導により電動アシスト自転車とバスで観光スポットを巡りました。
[1日目] JR武蔵五日市駅→つるつる温泉→白岩の滝→日の出山荘・武家屋敷(昼食)→ひので和紙→大多摩うまいもの館→鹿野大仏
[2日目] 近藤醸造→横沢入里山保全地域→大悲願寺→広徳寺→戸倉城山テラス(昼食)→瀬音の湯

ツアーレポート

アンケートの結果、大多数の人が本地域への再訪を希望しました。東京とは思えない美しい自然とゆったりした時間の流れに魅了され、違う季節にまた来てみたいという意見も。電動アシスト自転車での周遊は、移動中にも爽快感を味わえ、車では行けない道を楽しむことができる有用性が確認されました。温泉の後は路線バスで帰る行程だったため、お酒も飲めて楽に帰れるところも好評でした。

自動運転車両体験モニターツアーin三宅島

<実施日>
平成30年12月13日(木)~15日(土) 2泊3日(船中1泊・島内1泊)
<エリア>
三宅島
<コース概要>
自動運転車両試乗体験及び電動アシスト自転車を活用した島内観光など
[1日目] 竹芝桟橋→大型客船「橘丸」(船中泊)
[2日目] ガイダンス
 ※参加者を3つのグループに分け、以下全てのプログラムを実施していただきました。

 ①自動運転自動車「eCOM-10」を利用した島内ガイド付き観光ツアー乗車体験
 ②自動運転自動車「Milee(マイリー)」の試乗体験
 ③電動アシスト自転車を利用した島内ガイド付き観光ツアー
 →夕刻自動運転自動車「eCOM-10」による星空観賞とふるさとの湯入浴

[3日目] 新鼻新山→大路池→富賀神社→七島展望台

ツアーレポート

アンケートでは、自動運転車両はゆっくりした走行だったため、ガイドの説明を受けながら、景色を楽しむのにちょうど良かったという意見が見られました。また、電動アシスト自転車は、坂道の多い三宅島でも、負荷が少なく楽しく周遊出来た、という意見が見られました。多くの参加者が、自動運転車両及び電動アシスト自転車は、三宅島の観光資源となりうるという印象を持ったようで、それらの導入に大きな期待を寄せている様子でした。