パワースポットハイキング&キャンプで癒される。
西多摩の大自然を体感するプチ旅へ

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パワースポットハイキングで癒される。東京の大自然を体感するプチ旅へ

東京って奥深い…。思わずそう呟いてしまいそうな大自然に囲まれた西多摩エリア。都心から約2時間、緑豊かな里山の景色に出会える、最近注目のエリアでもあります。その奥にあるのが檜原村にある神秘のスポット、神戸岩(かのといわ)。今回は、アウトドア好きの男女4人、モデルのソフィアさんとDJの坂井香さん、キャンプテーブルのデザイナーであり木工屋の大熊規文さん、アウトドア歴33年のエディター・松井直之さんが神戸岩のハイキングと大人キャンプに出かけました。
まず向かったのは、神戸岩。そこで4人が目にしたのは?さあ、出発です!

東京のパワースポット
神戸岩の麓でハイク&キャンプ!

あきる野市や檜原村に代表される西多摩エリアといえば、“日常”からほんの少し足を伸ばせばアクセスできる圧倒的な大自然が魅力。そんな恵まれた自然を求めて、ハイキングやサイクリング、キャンプといったアクティビティを楽しむ人も多く、何度でも通ってしまうリピーターや、最近ではその魅力に惹かれて移住する若い世代も増えているのだとか。しかも、檜原村は東京都では島などを除いた唯一の村で、村の約9割が森という自然の宝庫。なかでも神戸岩は知る人ぞ知るパワースポット。東京都指定の天然記念物であり、チャートと呼ばれる硬質な岩石が左右にそびえる様は、まるで巨大な扉のよう。

大自然に囲まれるという幸せ

神戸岩の麓にあるキャンプ場をベースにして、週末キャンプを楽しむことに!ハイキングコースの近くには、テントサイトや宿泊用ロッジがあるキャンプ場「ロッヂ神戸岩」があります。今回は神戸川沿いのテントサイトで1泊2日の週末キャンプに挑戦。

キャンプの準備の合間に爽やかな空気を胸いっぱいに吸い込む。
緑に囲まれたキャンプ場「ロッヂ神戸岩」。テントサイトや宿泊用ロッジがある。

「神域への扉」神戸岩ハイキング

さっそくパワースポット・神戸岩のハイキングへ。檜原村でエコツアーガイドをしているジンケンさんと一緒に行くことに。今から1億5千万年前のジュラ紀に、深い海の底でプランクトンが沈殿してできた岩(チャート)でできているという神戸岩。「岩の扉が開いたように見える神戸岩は、この上の大岳山の神域への出入り口とも言われているんですよ」とジンケンさん。何度か西多摩へも来たことがあるソフィアさんも高さ100mの巨大な岩を見て、「すごーい!圧倒されそう。西多摩にこんな場所があったなんて」と興奮気味。ジンケンさんによれば、神戸岩の真の魅力は、実はこの先の渓谷にあるのだとか。

渓谷が織りなす神秘のエリアに行くためには、細い木の橋を渡り、岩に掛けられたハシゴを登る。そんなアクティブさが楽しい!

ジンケンさんの後について林道を外れ、岩が露出した渓谷へと降りていく。右手に迫る岩の壁に沿って、太い鎖が手すりのように奥へと通じています。その鎖を伝っていよいよ神戸岩の扉の中へ!

そこは岩が織りなす神秘の空間。途中で立ち止まり、振り返るとまた違った表情を見せてくれます。ジンケンさんがおすすめするのは、鎖のエリアを抜ける少し手前あたりから見る景色で、「晴れた日の午後には、両側に迫る岩の間から差し込む光が感動的なんです」としみじみ。

神戸岩の隣には、渓谷の上流部に抜ける短いトンネルがある。
トンネル内の一部は素掘りのため、岩肌が露出した“神戸岩の内部”に触れることができる。

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