伊豆大島の自然が育んだ恵みを求めて。ぷらっと島ごはんの旅へ!

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    & Cuisine

竹芝港から高速ジェット船で2時間弱でたどり着く、東京都心から最も近い島・大島。海と山、自然に囲まれる伊豆諸島最大のこの島には、魚介や農作物、お酒など島民の生活に根付くグルメがいっぱい。
そんな島ならではのグルメを求めて、食で体も心も健やかにすることを目指す、食養生研究家の塚本紗代子さんがひとり旅へ出かけました。

朝採れの島の野菜が並ぶ直売所へ

大島グルメの締めくくりは、農産物直売所「ぶらっとハウス」。早朝に駆けつけ、いざ店内に入ると、明日葉や絹さや、キャベツ、ニンジン、トマト、里芋といった島の農家さんから届いた朝採れ野菜がずらり。「そのほとんどが島内で消費されているんですよ!」と、農家さんが教えてくれました。塚本さんは「食材が島内で循環する。簡単そうに思えるけど、なかなかできないこと。これこそ、ここでしかできない人間らしい暮らしだと思いますし、その土地で育ったものをその土地でいただくことは、健やかさにつながっていく気がします」と、島の恵みを享受することのありがたさを実感。

新鮮な明日葉を手に「ペーストにしてカレーに入れてもいいかも!」と塚本さん。
収穫したばかりの新鮮な野菜は開店直後に売り切れることも多いそう。
野外の畑で作物を育てる露地栽培による野菜がずらり。
大島牛乳の牧場も隣接。牛たちと触れ合って和む時間を過ごすのもいい。

【DATA】
ぶらっとハウス
住所:東京都大島町岡田字新開87-1
TEL:04992-2-9233
営業時間:9:00~16:00
定休日:無休(年末年始を除く)※12/28は12:00まで営業、12/29~1/3休業

島の絶景を望む温泉でリラックス

冬の島旅には温泉は欠かせません。活火山の島、大島には温泉が豊富に湧いているから、リフレッシュするのにぴったり。3つある温泉を巡ってみるのも楽しい。特に、水着着用で楽しめる公共露天風呂「元町 浜の湯」は、晴れた日には海の向こうに伊豆半島や富士山を望むことも! 泉質は、疲労回復や冷え性改善などの効能を持つナトリウム・カルシウム-塩化物泉。どこまでも続く雄大な景色と、透き通ったお湯に癒されて。

無色透明の温泉は、昭和61年の三原山噴火後に湧き出したという。

【DATA】
元町 浜の湯
住所:東京都大島町元町字トンチ畑882
TEL:04992-2-2870
営業時間:13:00~19:00※天候により変更、休業あり。要水着着用、ロッカー・シャワーあり
料金:一般300円

愛らんどセンター 御神火温泉
住所:東京都大島町元町字仲の原1-8
TEL:04992-2-0909
営業時間:夜行便が到着する日/6:30~21:00 夜行便が到着しない日/9:00~
定休日:第2木・金曜※2・3・8月は変更あり
料金:一般700円

大島温泉ホテル 三原山温泉
住所:東京都大島町泉津字木積場3-5
TEL:04992-2-1673
営業時間:日帰り/6:00~9:00 13:00~21:00 宿泊/15:00~24:00 翌5:00~9:00
定休日:なし
料金:一般800円

大島で出会った食材やおいしいグルメ、そして店主たちの優しい思い。都心から少し離れた自然豊かな島だからこそ、享受できる恵みがたくさん。島で過ごした時間は体も心も癒してくれることでしょう。東京には大島のほかにも特徴をもつ島がいっぱいあります。身近な大島の旅をきっかけに、ほかの島にも足を伸ばして島の魅力に触れてみては?

[STAFF] model:Sayoko Tsukamoto/photo:Noriko Yoneyama/Text:Maki Funabashi

※2019年2月時点の情報です

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