TAMA 青梅
青梅の紅葉と川を楽しむ三人

思い立ったら電車でGO! 仲良し3人組で行きたい「青梅で釣り&ぷちハイク」

思い立ったら電車でGO! 仲良し3人組で行きたい 「青梅で釣り&ぷちハイク」

仕事もプライベートもアウトドア三昧。BE-PAL編集部の仲良し3人組こと、梶原(ハラボー)、吉井(ヨッシー)、小川(おがちん)が向かったのは、都心から1時間強で到着する『青梅』。「秋の青梅は紅葉がステキ!」、そう歩く旅が好きなハラボーが提案すると、アクティブ派のおがちんは釣り&ハイクを猛プッシュ。「締めは美味しいごはんとクラフトビールね!」と、ヨッシーがいう。早朝から電車を乗り継いで、向かったのは御嶽(みたけ)駅。駅から紅葉を眺めながらハイクして、奥多摩フィッシングセンターで釣り&お昼ごはん。再び御嶽駅まで戻って電車で青梅駅へゴー。最後は人気の『青梅麦酒』でクラフトビールでおつかれカンパーイ~が、今回の青梅トコトン満喫プランの流れ。はたしていかに。

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御嶽駅に到着したらさっそく紅葉ハイク

すっかり秋本番の11月下旬。早朝に新宿駅で待ち合わせした3人。今回の旅の目的地は紅葉真っ盛りの『青梅』だ。中央線から青梅線へと乗り換え、到着した御嶽駅。快速を使ったので、電車移動時間は1時間半ちょっと。今日の行程を話し合っている間に到着~。さぁ!ここから歩き旅がはじまる。御嶽駅では、神社の本殿をイメージして造られた雰囲気満点の駅舎が3人を迎えてくれた。これは開業当時からのもので、改修しながら現在も使われているのだそう。青梅の澄んだ空気を味わいながら、まわりの山々を眺め渡した一同は、さっそく御岳渓谷遊歩道へ。渓谷入口は、駅から徒歩1分の場所と、アクセス良好なのがうれしい。

御嶽駅に到着した三人
「晴れてよかったね!」と快晴の天気を喜ぶ面々。今回の旅のメンバーは写真左から吉井(ヨッシー)、梶原(ハラボー)、小川(おがちん)の3人。
案内板を見て現在地を確認する三人
「ぼくたちがいるのはここね!」(おがちん)

奥多摩フィッシングセンターへ向かってゴー!

御岳渓谷遊歩道に入ると、とたんにヨーロッパのフットパス(遊歩道)を思わせる、穏やかで美しい自然に包まれる。御岳渓谷遊歩道は、御嶽駅を中心に、多摩川の両岸約4kmに渡る遊歩道。奥多摩フィッシングセンターまで、約1.5kmの道のりを紅葉を存分に楽しみながらハイクするという算段だ。「駅から歩いてすぐ大自然の中ですね」(ヨッシー)「土を踏む足が気持ちいい!」(ハラボー)

紅葉溢れる御岳渓谷遊歩道を進む三人
御岳渓谷遊歩道はしっかり整備されているから、自然感たっぷりなのに気持ちよく歩けるのが魅力。

紅葉×絶景をとことん楽しみながら移動!

モミジやイチョウのアーチをくぐるような遊歩道は、まさに紅葉を楽しむのに絶好のポイント。清流のせせらぎを聞きながら、赤や黄に色づく渓谷の木々を目で味わえる。これは最高の贅沢だ!と、すでに今回の旅は大成功だと確信する3人。御岳渓谷の紅葉は、例年11月上旬から下旬に見頃を迎える。モミジ、イチョウ、カエデ、山桜、コナラといったさまざまな木々が、それぞれの個性を主張するように鮮やかに色を付ける様は、春の桜とはまた違った感動がある。

鮮やかな色合いの葉に目を奪われる三人
紅葉を楽しみながらのハイク。目に飛び込んでくるような鮮やかな色合いの葉に目を奪われる。
紅葉を写真に収めるヨッシー
時折、足を止めてパシャリ。思い出写真がどんどんとたまっていく。

神路橋で絶景を堪能&紅葉をパシャリ!

御岳渓谷遊歩道沿いには、下流側から楓橋(かえでばし)、鵜の背橋(うのせばし)、杣の小橋(せんのこばし)、神路橋(じんろばし)と4つの人道橋(じんどうきょう)がある。奥多摩フィッシングセンターまであと少しというところで現れたのは、神路橋。橋の中央からは渓谷が織りなす絶景をパノラマビューで見渡せる!まさに渓谷の展望台だ。「うわ、すごい景色!記念写真撮りましょうよ~」とハラボー。セルフタイマーでパシャリ!

神路橋からの大自然のパノラマビューを堪能する三人
多摩川に架かる神路橋は人が通るために造られたもの。橋の中央からは大自然のパノラマビューが望める。
橋から見た多摩川の眺め
橋の中央からの眺めは最高。多摩川の両岸に鮮やかな紅葉の絶景が広がる。
多摩川の絶景をバックに三人で記念撮影
絶景をバックに記念撮影。ほかにも思わず写真を撮りたくなるタイミングが何度もあった。
奥多摩フィッシングセンター内に架かる桟橋を渡る三人
奥多摩フィッシングセンター内に架かる桟橋。さあ、今度は釣りだ!

紅葉を存分に堪能した3人は、美しい渓魚が待つ奥多摩フィッシングセンターへ。

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狙うは大もの!釣って食べて最高のアクティビティータイム

紅葉ハイクを堪能した3人は、奥多摩フィッシングセンターに到着。多摩川本流の一部を利用した釣り場は、初級者用エサ釣り場(一日3,900円※貸竿付き)、一般エサ釣り場(一日3,600円)、ルアー&フライ&テンカラ(一日4,000円)の3つに分かれていて、季節によってニジマス、イワナ、ヤマメなどを放流している。本格的な渓流釣りの雰囲気を味わえるとあって、初心者上級者問わず、人気のスポットだ。

  • 奥多摩フィッシングセンターに到着。さあ、大物を釣り上げるぞ!
    奥多摩フィッシングセンターに到着した三人
  • 受付をするおがちん
    まずは受付を済ませる。竿のレンタルがあるので手ぶらでOKだ。

女子ふたりは、続々とニジマスをゲット!

受付を済ませ、いざ実釣開始!果たして魚は釣れるのか。初心者のハラボーとヨッシーは初級者用えさ釣り場でトライ。長めの竹竿で、針にいくらやブドウ虫を付けて狙う。一方、おがちんは果敢にルアーをチョイス。スタートしてほどなく、ヨッシーの竿がしなる!ニジマスがヒット。幸先よくゲットだ。ヨッシーが連続して釣れているのを、うらやましく眺めていたハラボーの竿にもようやくヒット。これは大きいぞ。釣り上げると30cmの大物だ。「超楽しい!」とヨッシー。「ウキとエサの距離の調整がポイントなんだね」とハラボー。その後もコンスタントに釣り上げ、2人で合計9匹のニジマスをゲットした。

初心者用のえさ釣り場で釣りをするハラボーとヨッシー
ハラボーとヨッシーは、初心者用のえさ釣り場で釣りをスタート。
魚を釣り上げたヨッシー
開始まもなく、ヨッシーにヒット。やった、お昼ごはんを無事ゲット!
30cmの大物を釣り上げ、笑顔のハラボーとヨッシー
今度はハラボーにもヒット。なんと30cmの大物が釣れた。

一方のおがちん。ルアーで最初に挑んだ本流エリア。大自然の中、時間だけが過ぎていく。「あぁ、空気が澄んでいて、景色がきれいだ~」(おがちん)

本流で釣りをするおがちん
…
ひたすら釣りをするおがちん
……

ルアーでも釣りやすいポンドエリア、正直サイコーです!

本流エリアの本格的な渓流の雰囲気は最高だが、どうしても1匹釣りたい!ということで、2023年に誕生したポンドエリアに移動。ここは川の流れもなく、ルアーが扱いやすい。移動後しばらくして、おがちんの竿がビクビクと反応。待望のヒットだ!ゆっくりリールを巻いて~手元に寄せたのは大きくはないが、立派なニジマス。「いやあ、ようやく釣れました。それにしても、釣れたときに手に伝わる感触、サイコー!」(おがちん)

待望のヒットに笑顔のおがちん
難易度の低いポンドエリアに移動してようやく待望の1匹がヒット!
ネットインした立派なニジマス
リールで引き寄せて無事ネットイン。「やったー!ぼくもお昼ごはん食べられる~」

自分で釣った魚をその場で食べる、至福のときなり~

釣った魚はさばいてもらえるので、初心者でも安心だ。さっき釣ったばかりのニジマスを炭焼きにして頬張る3人。やはり最初に食べるのは、それぞれが自分で釣った1匹。「脂がのってて美味しいですね!」(ヨッシー)「BBQ場があって、道具も借りられるから楽ちん」(ハラボー)「自分のは小さいけど、味は抜群だよ!塩味もちょうどいい」(おがちん)

釣った魚をBBQハウスで炭焼きに
釣った魚をBBQハウスで炭焼きに。ジュウジュウと脂がしたたる音が食欲をそそる。
釣りたて&焼きたての魚をガブリと食べる三人
釣りたて&焼きたての魚をガブリ。釣り人が味わえる最高の贅沢だ。
記念撮影するハラボーとヨッシー
自分で釣った魚を食べる機会なんてめったにないと、記念撮影も忘れない。

なんとか3人とも魚を釣ることができ、その魚を昼ごはんで食べるという、大満足のフィッシング体験となった。そして、お腹を満たした3人は、再び御岳渓谷の紅葉の中をゆったりハイクしながら、本日最後の目的地、青梅麦酒へと向かう。

奥多摩フィッシングセンター

奥多摩フィッシングセンター
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最後の目的地、『青梅麦酒』でクラフトビールをいただきます!

奥多摩フィッシングセンターをあとにした3人は、紅葉の絶景写真を撮りながら御嶽駅までハイク。この時季にしか見られない自然の芸術を目にしっかり目に焼き付けていった。御嶽駅に着いたら電車で青梅駅へ17分の電車旅。念願のクラフトビールでこの旅を締めくくろう。

リノベーション前の店の名残がある青梅麦酒の外観
青梅麦酒に到着。店の看板「いたや」はリノベーション前の店の名残。
青梅麦酒の入口
入口にはしっかり「青梅麦酒」とある。

ヨッシーが事前にリサーチしていた青梅麦酒は、青梅駅から徒歩3分の距離にある。一瞬、「いたや」という看板に面食らったが、これは空き店舗をリノベーションしたときの名残。地元の食材を使用した料理や個性豊かなクラフトビールが味わえる「青梅麦酒」はここで間違いない。お店には常時、東京や関東近辺から取り寄せた8種類の樽が用意され、贅沢なクラフトビールの飲み比べも可能。もちろん、地元青梅のクラフトビールも用意されている。料理も絶品で青梅豚100%のハンバーグは一番人気とのこと。

味の特徴を真剣に聞いている三人
樽で用意されたクラフトビールは8種類。3人はそれぞれの味の特徴を真剣に聞いている。
クラフトビールを注ぐ様子
注文した3種のクラフトビール。写真手前から、ブルーベリーを使用した「Blueberry Weizen」、完熟メロンを使った「Melon Cream DIPA」、青梅産のブルーベリーを使用した「VEPAR」。

爽やかなクラフトビールと美味しいごはんでカンパーイ!

3人は本日のクラフトビールの特徴を聞きながら、おのおの最初の一杯を注文。さあ、お待ちかねのクラフトビールだ!ハイクと釣りでほどよく疲れた体は、爽やかなクラフトビールを今か今かと欲している状態。テーブルにビールと料理が運ばれるや、間髪入れずに「カンパーイ!」と一同。「うーん、フルーティーでおいしい!」(ヨッシー)「これはたまらんね!」(おがちん)「料理も最高だよ!」(ハラボー)

乾杯する笑顔の三人
クラフトビールと料理が運ばれ、また最高の笑顔を見せる3人。
青梅麦酒の美味しそうな料理
待ってました!美味しいごはん。お酒と一緒に味わいたい。
体に染み渡るビールを堪能するおがちんと笑顔の二人
体に染み渡るビールは最高のひと言。電車旅はこうやって飲めるからいい!と、おがちん。

お腹も心も満たされた3人は、今回の目的をすべてコンプリートした満足感とともに帰路へ。ただこのまま帰るのも忍びないと、腹ごなしついでに青梅駅まで遠回りしながら散策することに。昭和レトロな雰囲気が残る青梅の町並みを楽しみながら、一歩路地に入れば、壁には猫のポスターがズラリ!最後の最後まで見どころが満載だ。

薄暗くなってきた外で、そろそろ帰ろうとしている三人
美味しいクラフトビールと料理に大満足。暗くなってきたことだし、そろそろ帰ろう。

御嶽駅から奥多摩フィッシングセンター、青梅駅と、徒歩&電車で巡った一日。紅葉を見ながらののんびりツアーは、疲労感さえ心地よい。最後のクラフトビールも最高!「また来たいね」「次は新緑のシーズンかな」という3人。四季折々の魅力も感じてみたいとつくづく思った3人の青梅ツアーはまだまだ続きそう。

青梅麦酒

青梅麦酒

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