1日目
調布飛行場
今回の神津島への旅では飛行機を利用しました。1日3便が飛んでいるそうですが、ぼくが搭乗したのは往路が8時45分発、9時30分着、復路が15時40分発、16時25分着という便です。フライト時間は45分となっていますが、空港内での滑走路の移動もあるので、実際に飛んでいる時間は30分くらいでした。右側の座席なら富士山が、左側の座席なら東京湾と道中の島々がよく見えます。
旅館 徳左
神津島の宿泊でお世話になったのは「旅館
徳左(とくざ)」です。空港までクルマで迎えに来てくださいました。
部屋
建物は2階建て、今回は2階の畳の部屋です。丁寧な掃除の行き届いた清潔感のある部屋です。テレビ、エアコンは完備。トイレと浴室は共同。テーブルにはお茶とお菓子がセットされていました。
スーパー SEKISHO
「旅館
徳左」から徒歩数分のところにはいくつか商店があります。スーパー「SEKISHO」では、おにぎりなどが販売されています。
おにぎり
こちらで島のおにぎりを購入。400円だったかな。
藤屋ベーカリー
島のパン屋さん「藤屋ベーカリー」もあります。明日葉とチーズのパンがあったので、ランチ用に購入してみました。
天上山登山口
神津島に到着した日の午後にチャレンジしたのは、天上山の登山です。今回は黒島口から登り、白島口から下山しました。タップリと4時間強はかかりました。天上山の黒島口からの景色です。
コウヅシマヤマツツジ
入山届を書いて、レッツ登山!けっこう木が生い茂っています。独特の気候風土の影響による固有種であるコウヅシマヤマツツジなどを見ることができます。
3合目
3合目あたりから森林限界をこえ、見晴らしがよくなってきます。この日は風の強い日だったので、気をつけながら、ゆっくりと休憩をしながら登っていきました。
10合目
10合目に到着しました!ゆっくり登って、この時点で1時間弱くらいでした。この時はよく分かっていなかったのですが、実は山頂がとても広く、行程の半分くらいは山頂のトレッキングだったのではないかと思います。でも、せっかくなので、できるだけ山頂を歩き回りましょう。
千代池
池がありました。千代池です。火口跡に雨水が貯まった池が点在していますが、千代池は一番大きいものです。神津島は山頂に降った雨が逃げ場を失い全て大地に染み込むことで、水が豊かな島となっているのだそうです。
メンチカツバーガー
山を登ってお腹が空いたので、ベンチで藤屋ベーカリーのメンチカツバーガーを食べました。
裏砂漠
徐々に草木が低木になってきたな、と思ったら‥‥。砂漠がありました!これが「裏砂漠」と呼ばれる場所です。強烈な風雨により、この砂漠の景観が生まれました。
裏砂漠展望地
裏砂漠展望地は、非常に崩れやすい崖なので近づかないでくださいという注意書きとともに、美しい景観が広がります。ええ、近づきませんとも。前方に見えるのは三宅島、御蔵島です。
新東京百景
裏砂漠展望地を後にして、次の場所に向かいます。櫛ヶ峰の向こうに伊豆諸島の島々と房総半島を眺めることができる、新東京百景です。櫛ヶ峰は白い山のところで、確かに細い線で櫛のように見えます。式根島、新島‥‥本当にすぐ近くなんだな、ということが分かります。
不動池
少し先に進むと「君の名は。」の聖地のような不動池があります。この日は水が枯れてしまっていましたが、雨の後には池になっているそうです。不動池の中央の祠には、クラカラ剣と石の竜王が祀られています。島の言い伝えには「むやみに祠に近づき中を見るべからず」とあるそうです。
天空の丘
天空の丘と呼ばれる場所からは、360度の大展望で、遠く伊豆半島、その先にある富士山まで見渡すことができました。
表砂漠
ここは表砂漠です。下山する時間を考えると、ここを降りて表砂漠を往復するのは得策でないと思い、上から見るだけにしました。
山頂
天上山の山頂に到着しました!遠くに富士山も見えます!風が強く時間もなかったので、ゆっくりとはせずにすぐに下山を開始しました。
不入が沢
不入が沢は、天上山の中でも大きな噴火口跡の1つです。伊豆七島の神々が、それぞれの島に水を分けるための会議を開いたという水配り神話の舞台となっている場所でもあります。神聖な場所のため「この沢に人入るべからず」という言い伝えが残されています。そして、いよいよ白島口に向けて下山を開始します。
白島登山口
すぐに白島登山口に到着です。ここが6合目で、ここまでクルマで来ることができますから、とにかくサクッと登りたい人はここから登山するのが良いでしょう。
下山
下山完了です!少し前まで、あのてっぺんにはいたとは思えませんでした。
夕食
かなり豪華でボリュームのある夕食でした。しかも、夕食は部屋で食べることができるので、ゆっくりと食事できました。丸ごと一匹は閑散期のお楽しみよ的な感じではあったのですが、見事な金目鯛の煮付けがまるまる一匹。これは食べごたえがありましたねぇ。地魚の刺身に赤イカの塩辛。明日葉の天ぷらも最高に旨い。煮魚、刺身に焼魚まで。これも神津島の地魚です。魚好きには天国のような夕飯です。
ScanSnapアンバサダー、カナダアルバータ州ソーシャルメディア観光大使、カルガリー名誉市民、おくなわ観光大使。