Model Course
多摩と島で叶う、"TOKYO's new LUXURY"
自然公園の魅力を満喫するコース
島しょ日帰り三宅島
三宅島一周~”むきだし”の大地と遭遇、地球の鼓動を体感~
バラエティに富んだジオスポットがコンパクトに点在するのが三宅島の特徴。
島をぐるりと囲む約30キロの都道を一周しながら、大地に刻まれた自然の営みを見学。
地質学に興味が無い方でも楽しめる、生きた地球を体感するコースです。
テーマを深堀するなら、ガイドツアーがお薦め。
三宅島観光協会に問い合わせをすると、オリジナルガイドツアーをアレンジしてくれる。
以下のコースは、朝9時に阿古漁港船客待合所を出発する3時間コース。
事前の問い合わせが必要です。
阿古漁港船客待合所
阿古漁港船客待合所
"阿古漁港(錆ヶ浜港)は三宅島に3つある港の一つ。
客船合所の中には三宅島観光協会があり、電動アシスト自転車のレンタルをはじめ、観光に関する様々なアレンジをしてくれます。
移動は自動車で。はじめに、視界に飛び込んでくるのが溶岩の原野(今崎海岸)。溶岩が海に流れ込む圧巻の風景が広がります。
伊豆岬灯台
三宅島有数の景勝地、伊豆岬。ジオスポットとしても有名。あらわになった地層はからは、三宅島の火山史10,000年の歴史をたどることができます。
道路の上側にあるのは、2500年前以降の地層。西暦886年に噴火した新島の火山灰も地層に見て取れます。
海のはるか向こうに浮かぶ「新島」。計り知れない噴火の脅威を実感します。
椎取神社
三宅島では復興のシンボルになっています。
若い緑の森から突き抜ける真っ白な立ち枯れの樹々。どっしりとした雄山を背景に異様な光景が広がっています。
その青々とした森を見つめて、「あぁ、ここまで復興したか」と、どの島民も感慨深げにつぶやきます。
もともと巨樹の森だったこの辺りは、2000年の噴火で発生した大量の火山ガスで、一転、枯れた原野になってしまいました。
それから、およそ20年。立ち枯れの樹々の下に育ち始めた新しい森の、ういういしくも逞しい生命力に胸を打たれます。
新鼻新山
新鼻新山は、1983年の噴火時に起きた海底爆発によって一夜にして出現した火砕丘。波の侵食によって半円型に削られ、断層がむき出しの現在の形になりました。
断面の地層からわかる噴火のメカニズム。
スコリアが一面に広がる黒い原野。地球の風景とは異質の世界。どこか違う惑星にいるような感覚です。
*スコリアとは溶岩の飛沫。水蒸気爆発(マグマが水に触れて噴火)によって溶岩が粉砕されたもの。
冨賀浜
冨賀浜に至る村道には電柱やガードレールなど、人工的な敷設物がありません。海岸線の台地をくねくねと這うように伸びる一本の「道」。海と山に挟まれた、ありのままの自然。素朴ながらも雄大な風景に、自分がちっぽけな存在であることを感じさせられます。
「道」の終着地点が冨賀浜です。海辺に降りる遊歩道から振り返ってみると、海に侵食された断崖が地層をあらわにむき出しになっています。
※画像をクリックすると、拡大画像が表示されます
大地の息吹を体感!~”極相林”に至る植生の遷移を辿ります~
極相林という言葉をご存知ですか?
植物の生態系がもうこれ以上”遷移”(進化)しない“いきついた”状態を極相林と言います。
三宅島は非常に活発な火山の島。有史以来、幾度も噴火を繰り返しています。
若い溶岩流、100年くらいたったもの、そして何千年もの間、噴火の影響を受けていない森。
いろいろな時代の噴火の痕跡をたどっていけば、植生の遷移を知ることができるのです。
3時間で巡る極相林への遷移の旅。これが、今回、紹介する旅のテーマです。
三宅島でしか味わうことができないコンテンツです。
このコースを巡るなら、ガイドツアーがお薦め。
三宅島観光協会でガイドを紹介してくれます。
以下のコースは、朝9時に阿古漁港船客待合所を出発する3時間コース。
事前の問い合わせが必要です。
阿古漁港船客待合所
阿古漁港船客待合所
阿古漁港(錆ヶ浜港)は三宅島に3つある港の一つ。
客船待合所の中には三宅島観光協会があり、電動アシスト自転車のレンタルをはじめ、観光に関する様々なアレンジをしてくれます。
移動は自動車で。はじめに、視界に飛び込んでくるのが溶岩の原野(今崎海岸)。溶岩が海に流れ込む圧巻の風景が広がります。
火山体験遊歩道
ここは、1983年の溶岩流(溶岩流としては最も新しい)。溶岩流の上を散策できる全国的にも貴重なスポットです。
小学校を呑み込もうとする溶岩流の迫力はまさに圧巻。
臨場感あふれる現場です。
ゴツゴツとしたむきだしの溶岩流は植生の原始の姿。
こんな厳しい環境の中でも、ところどころに植物の息吹をはっきりと感じ取る事ができます。
七島展望台
風が強い海岸地帯では、溶岩流に、栄養源が堆積せず、植物がなかなか根づきません。山の中腹までくると潮風の影響も薄れ、水供給も良くなり、植物が育ちやすい環境になります。同じ溶岩流の上でも植生の遷移のスピードが異なることが解ります。
七島展望台周辺に広がる一面のススキ野。金色になびく風景はまさに絶景です。(金色の風景は、日差しがやわらかい秋の午後がベストとか。)
七島展望台からの戻りは坪田林道がお薦め。
ススキ野から降りるに従って移り行く植生の変化を実感することができます。
大路池展望台
大路池(たいろいけ)を上から眺望する展望台。斜面にせり出した天空のウッドデッキから、眼下に広がる大路池と、原生林の絶景を眺望。
赤茶色の風景から抜け出た緑の世界に心が安らぎます。
上昇気流に乗って舞昇るマイナスイオンを”すーっと”深呼吸。大地のパワーを吸収。体に力がみなぎります。
ふもとに近づくと、辺りは徐々に鬱蒼とした樹々に覆われます。
「ここが三宅島?」と疑いたくなるような湿潤で生命力に溢れた空間が出現。
中腹の荒涼とした原野から一変する植生の相違を見て取れるのは、三宅島ならではの醍醐味です。
大路池
大路池は2500年以前に水蒸気爆発によって形成された火口湖。噴火直後の荒涼としたの”むきだし“の大地から時を経て、徐々に生態系を遷移。いきついた先が“極相林”と呼ばれるこのエリア。 ここに来たなら、一周約2キロの遊歩道を散策するのがお薦め。バードウィッチングの聖地とされる森のあちこちから聞こえてくる”鳥の囀り”。森が生きていることを実感します。時間を忘れてゆっくりと過ごしたい場所です。
※時間は目安となります。天候等により、時間が前後する可能性がございます。
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協力・問い合わせ
- 三宅島観光協会
- ・04994-5-1144
- ・営業時間:午前8:30~午後5:00
- https://www.miyakejima.gr.jp/
おまかせ自然ガイド
その季節に合わせたおすすめやお客様のリクエストにお応えしてご案内するプライベートガイド。その時の旬に合わせて、現地ガイドおすすめのスポットを巡り、三宅島の魅力をじっくり体感できます。