「本当にここが東京なの?」
それが朝靄とマイナスイオンに満たされた朝の湖(※1)でのサップをした時の私の感想だった。
摩天楼のようなビル群のすぐ横に、歴史的な寺院などが共存する都市。
流行と伝統がボーダレスに存在している街、それが私のよく知る東京だ。
私が訪れた東京―多摩地域―には、都会の雑踏の中では体験できない、静寂、澄んだ空気、雄大な自然があった。
その東京では、森林浴だけではなく、自転車で風を感じながら、湖の周り(※2)を走ったり、荒々しい渓流(※3)でのラフティングも体験できる。汗をかいた後に、山の上でビールを楽しむこともできるのだ(※4)。
それだけではない、文化的な側面でも非常に充実している。例えば、お寺で座禅を組んだり(※5)、山の中で滝に打たれたり(※6)、伝統的な染物の体験(※7)などもできる。
時期が合えば、大小様々なお祭りなどにも出会えるかもしれない(※8)。
それ以外にも、色鮮やかな提灯が並ぶ飲み屋街(※9)や、空の広さを味わえる広大な競馬場(※10)、そして美しい公園(※11)に足を運べば、つい時間が経つのを忘れてしまうだろう。
今回の旅で、多くの人々とも交流した。皆穏やかで気さくで、「また遊びにきてくださいね」と色々なところで言われた。東京の「多摩エリア」はまたすぐに訪れたい、そう思える場所だった。
本当の東京の豊かさを知るには、このエリアに足を運ぶことが一つの解決策かもしれない。
都心から1時間程度で行くことができるから、気軽に足を運んで欲しい。
スポット紹介
※1:青梅市 奥多摩 白丸湖
※2:青梅市
奥多摩湖
※3:青梅市 御岳渓谷
※4:八王子市
高尾山 高尾山ビアマウント
※5:檜原村 寺カフェ 岫雲
※6:青梅市
御岳山
※7:青梅市 藍染工房 壺草苑
※8:府中市
大國魂神社
※9:武蔵野市 吉祥寺 ハーモニカ横丁
※10:府中市 東京競馬場
※11:武蔵野市 井の頭恩賜公園